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鉄砲所持の方法

 

ここでは鉄砲の所持許可をゲットするためのプロセスをば。まず散弾銃・空気銃の所持許可を受けられるのは原則20歳からです。例外で日体協推薦をもらうことで空気銃は14歳・散弾銃は18歳から所持許可を受けることも可能です。しかし昨今の凶悪事件の背景があり、アルコール・薬物中毒者、心神耗弱者、また、殺人・強盗・強姦・誘拐・傷害・恐喝・暴行罪等で前科がある方、親族にも該当する方がいらっしゃる場合も許可が下りないことがあります。また以前に鉄砲所持許可を取り消されて5年以上経過されていない方も許可を受けることはできません。取得が非常にシビアになってます。都道府県によっては所持許可を下ろさない前提というところもあるようです。

 

 

鉄砲所持の手順

 

1、猟銃等講習会参加

まずは講習会に参加することから始まります。申請書類等は最寄の警察署にもありますが、書類の書き方や相談等、お近くの銃砲店でアドバイスをいただいたほうがいいと思います。銃砲店の所在地とかは最寄の警察署(生活安全課)へ問い合わせるといいでしょう。

必要な書類

・講習会申込書2通
・印鑑
・写真2枚
・受講料




〜回顧録〜



杜が所持許可を取りたかった理由は、杜のオヤジも鉄砲を所持していたこともあって、20歳になって、オヤジから「所持許可取って来い!」と追い立てられたから(笑)
所持理由は「狩猟」ということで。最寄のK銃砲店へ出向いて「鉄砲をやりたいんですけど」と 言ったら銃砲店の社長は大喜び。オヤジの倅ですと伝えたら話が早かった。早速、初心者講習会申し込みの書類を作成してもらって、帰りに警察署へ寄って提出しました。
そこでも「オヤジも鉄砲持ってますので」と伝えたら、担当官も「いいんじゃないの」とあっさりとOKしてもらえて、最短の講習会スケジュールに入れてもらえた。

やはり、家族で鉄砲を所持していると、面倒な面接もスルー状態なのか?
もともと、地元は狩猟メインで鉄砲所持をされている方が多く、イノシシやサルの食害も非常に多かったので担当官から「鉄砲持ったら、イノシシをいっぱい獲れ」と言われるくらいだから、所持に関して五月蝿く言うことをしないようだ。所持のスタンスが大らかだったので、面接であれこれ言われることが無かったことを記憶している。

講習会の申し込み&簡単な面接が終わって警察署を後にして銃砲店で貰ったテキストを読んで勉強してました。学校の試験勉強よりも一生懸命勉強しました。鳥獣判別は全然問題無かったけど 、法規は全然判らないので、必死に覚えました。
 

2、猟銃等講習会

初めて鉄砲所持許可を受ける方は初心者講習会に参加します。これは毎日受講できるわけではなく、月1回程度開催されています。半日は警察本部から講師の先生が銃刀法をメインにレクチャーしてくれます。講習終了後、試験が行われます。

この試験に合格すると講習修了証明書が交付されます。試験は100点満点中70点以上で合格です。

ここで不合格になるとまた来月・・・申請も当然、やり直しとなります。散弾銃所持の場合、次に技能検定または射撃教習を受けることになります。

※ここで修了証明書を貰えた段階で空気銃所持許可の申請をすることができます(空気銃は技能検定・射撃教習はありません)。

空気銃申請書類

・講習修了証明書
・銃砲所持許可申請書2通
・経歴書2通
・譲渡承諾書2通
・同居親族書2通
・戸籍抄本及び住民票の写し2通
・写真2枚
・印鑑
・医師の診断書(法律改正により、要件が増えましたので注意) 

空気銃の購入・銃の確認は散弾銃と同じです。


 

〜回顧録〜


初心者講習会は横浜でした。横浜の県民ホールが会場だった。
当日は100名近くの参加者がいた。年配の方々に混じって女子大生も多かった。
当時、神奈川は数年後に国体が控えていたので射撃選手養成なのでしょうか、とにかく受講者が多かった。女子大生はエアライフル所持目的の方が大半だった。

おいらは当然、散弾銃所持目的。選手にならないかと誘われたけど、「皿は食えないから、イヤだ」と丁重にお断りしました。当時、クレー射撃にはあまり興味がなく、シカ・イノシシ・カモが獲れればそれでいいと思っていたので。


講習会は県警の方が講師となって、法規や銃の取り扱い方法の講義中心。眠くなるくらいかったるい講義でしたが、「ここ、試験に出ますんで」とか言われると オチオチと居眠りもできやしねぇ。そういうところはチェックして、何とか覚えようと必死でした。

講義が全て終わって、休憩時間を挟んで試験スタート。

「ここ、試験に出ますんで」と言われたところの殆どが試験に出ていた(笑)
こんなんでいいのかな・・・と、ちょっと不安にもなったりして。
試験開始から15分くらいで全部書き終わってしまった。


試験終了して、採点結果が出て 当日の不合格者は2名だけでした。結果発表で、不合格者の番号が黒板に書かれるだけ。なんとまぁ・・・あっさりした合格発表だったな。
合格者には、講習修了証が配られて解散。ペーパーは無事に通過。
あとは、実技試験だけです。
 

3、技能検定通知書または射撃教習受講資格認定書

技能検定を受けるか教習射撃を受講する

射撃教習を受講する際、射撃教習申請許可後3ヶ月以内に受講しなければなりません。

技能検定の場合は日時・場所等は申請後、後日「技能検定通知書」が届きます。そこに日時・場所が指定されています。指定された期日に検定を受けるようにしましょう。また有効期限内に検定を受けないと取り消しにされてしまいます。

最近では、技能検定を行うところは少ないようです。射撃教習がメインとなっています。

技能検定申請書類

・講習修了証明書
・技能検定申請書2通
・経歴書2通
・譲渡承諾書2通
・同居親族書2通
・戸籍抄本及び住民票の写し2通
・写真2枚
・印鑑
・医師の診断書

教習射撃受講申請書類

・講習修了証明書
・教習資格認定申請書2通
・経歴書2通
・譲渡承諾書2通
・同居親族書2通
・戸籍抄本及び住民票の写し2通
・写真2枚
・印鑑
・医師の診断書

※また、技能検定・射撃教習時に使用する弾(散弾)購入申請も行います。
弾購入申請書類

・猟銃用火薬類譲受許可申請書2通
・技能検定通知書または教習資格認定書提示



〜回顧録〜


講習会をクリアして、教習射撃&教習用の実弾購入申請書を提出しなければならない。先ずは銃砲店で書類を作成してもらって、地元の診療所へ出向いて診断書を作成してもらおうと窓口を訪ねたら、更新用に使う診断書は作成できるが、初回の診断書は作成できないと断られた。仕方が無いので何処で扱ってくれるのかと聞いたら保健所へ行ってくれと言われる。早速、保健所へ出向いて診断書を作成してもらうことに。簡単なヒアリングと触診だけやって、診断書を作成してもらった。費用は2000円だった。


それから戸籍抄本をとらなければならなかった。杜の本籍は東京に置きっぱなしなので本籍地の役所へ出向いて抄本の申請をする。このときばかりは戸籍と住民票が一緒に取れるほうが何かと便利だと思う。


必要な書類を揃えて改めて警察署へ出向く。申請書類を提出して、簡単な面接を受ける。特に重要なのは、「家族の同意を得ているか?」。これは言うまでも無く、杜のオヤジは無条件でOKしてくれてるわけだし、杜のオフクロも鉄砲に関しては何も口出しをしないし。この当時、杜はまだ学生だったので学校に問い合わせることはされなかったし、近所の人たちも鉄砲を所持している方が多かったので、その辺もクリア。許可が下りたら連絡しますと伝えられて終了。ここもあっさりと終わった。


鉄砲の所持許可を目指す場合は、必ず家族の同意を得られるよう根回し活動は充分に行ってください。「家族の同意」が得られないと所持許可が取れません。これは何処でも必須です。会社やご近所の場合、警察から連絡なんか来なかった、ということはよくありますが・・・家族へは絶対に連絡が行きます。(一人暮らしの場合でも、実家のご両親の方へ連絡が行きます。)

そこで「鉄砲なんか持って欲しくない」とか否定的なコメントを言われてしまったら、その時点で終了です。鉄砲を持つ者にとって家族からの同意を得ることは、「鉄砲所持者として最低限のマナー」と言えるでしょう。


実際に許可が下りたのは、申請してから1ヶ月半過ぎてから連絡があった。直ぐには許可が下りないとは聞いていたが、こんなに時間が掛かるものとは思っていませんでした。実際、警察からオヤジ宛てに電話があったし。オヤジは「オレが取って来いとせっついているんだから、早く許可を出せ」と催促していた模様(w こんな親も珍しいかもしれない。


許可が下りて銃砲店に出向いて、許可が下りた旨を社長に報告。
社長と教習射撃の日取りを決める。K銃砲店の社長は教習射撃の指導員も兼ねているので、日程が決まればやりますとのこと。猟期に入れば射撃場もガラガラなので、猟期中の日曜日に教習射撃を予約して打ち合わせ終了。

 

4、技能検定・射撃教習

いよいよ実際、本物の猟銃に触れることになります。猟銃は射撃場に備え付けのものを使用します。この段階では当然、自分の銃はありませんから(苦笑)。また指導員・試験官として銃砲店の方が立ち会うことが多いで、車の試験場のような雰囲気はないですが気を引き締めて指導を受けましょう。

技能検定・射撃講習で行うことはどちらも、「25発以上の練習」・「銃の安全な取り扱い(減点20点以内)」・「25発の実地検定(合格基準 トラップ25枚中2枚 スキート25枚中3枚)」
です。実地検定では殆どの場合トラップ射撃です。

無事に合格すると技能検定合格証明書または射撃教習修了証明書が交付されます
。これでいよいよ次は鉄砲所持許可申請を出すことになります。

技能検定

日時・場所は技能検定通知書で指定
・検定料

射撃教習

・射撃教習申込書
・教習資格認定証提示
・受講料

※また技能検定・射撃教習を行う射撃場で、クレー代・実包(弾)代・貸し銃代を別途支払うことになります。



〜回顧録〜


教習射撃は、大月射撃場で行いました。K銃砲店の社長が指導員なので、社長と一緒に射撃場へ行きました。射撃場で貸し銃を借りて、銃の組み立て&分解方法&銃の取り扱いを教わり 、トラップ射台に立って、実際に実弾1発発射してみました。初めての実銃の感触に、えらく感動してしまった覚えがあります。


そして実際に、クレーに向かって発砲します。2ラウンド行うのですが、1ラウンド目は練習ラウンドということで、実弾を1発だけ詰めてラウンドします。
トラップだったので、ストレート方向のクレーだけで行いました。最初の1ラウンド目は 25枚中5枚だけ当たりました。実際に撃ってみると 結構難しいなぁ・・・と思いましたよ。見ていると簡単そうに思うんですけどね。


2ラウンド目は、試験ラウンドでした。1ラウンド目で社長からアドバイスを貰ってアドバイス通りに撃ってみたら 25枚中13枚的中。試験では25枚中 2枚当たれば合格なので文句なしで合格。試験が終わって、その場で教習射撃修了証を貰って一安心。


教習射撃時、実技はトラップ・スキートどちらでも受けられます。経験から言えば、スキートよりもトラップで受けたほうが簡単です。銃の操作とか、スキートと比べれば余計な動作が必要なく、安心です。


あとは、正式に所持許可申請を出すだけです。ここまで来ればゴールは近いです。
 

5、銃砲所持許可申請

無事に実地試験をクリアした後はいよいよ所持許可申請です。所定の申請書に記載し、警察に書類を提出します。提出後2週間ほどで許可が下りるかと思います。そしてついに所持許可証が交付されます。

所持許可証を受けとってから3ヶ月以内に銃を購入し、銃購入後14日以内に警察で購入した銃の確認を受けなければなりません。


それぞれの手続きが終了すれば晴れて鉄砲の使用ができるようになります。

必要な書類

・講習修了証明書
・銃砲所持許可申請書2通
・技能検定合格証明書または教習修了証明書
・譲渡承諾書2通
・同居親族書2通
・写真2枚
・印鑑



〜回顧録〜



教習射撃が終わって翌日、銃砲店に出向いて所持許可申請の書類を作成してもらう。所持鉄砲は、杜のオヤジが所持していたベレッタS680で記入。譲渡承諾書にオヤジの署名&捺印をしてもらって、警察署に提出。「許可が下りたら連絡します」と言われ、警察署を後にする。


書類を提出して、約1ヶ月ほど過ぎて漸く「許可が下りました」と警察から連絡が入る。早速、警察署に出向いて所持許可証を受け取る。いったん家に戻って、鉄砲とオヤジの所持許可証を持って再び警察署へ。その場で銃の確認と、オヤジの所持許可証に記載されているベレッタの抹消をしてもらう。同一管轄内での鉄砲の抹消手続きは、抹消の申請書類がなくてもその場でしてくれるようです。親子間での所持&抹消は楽です(笑)


ついでに、実弾の購入許可申請も提出。これは3日後に許可が下りました。


杜は学生時代に所持許可を取得したので、最初の講習会から実際に所持するまで、約4ヶ月で終わりました。免許&資格は学生時代に取っておいたほうがいいと言われますが、ホントにその通りだなと実感しました。社会人になってからだと鉄砲だけでなく、車の免許も取りづらい。


これから鉄砲の所持を目指している方々、時間は掛かるかもしれませんが気長に焦らず所持許可を取れることを祈っております。

 

6、その他

ここでは補足を。

申請用紙、取得に際しての相談とかはお近くの銃砲店へ。また講習会の申し込み・所持許可申請・銃の確認・・・etcは最寄の警察署(書類提出先:生活安全課)へ。また、書類提出枚数・手数料等は地域によって多少異なるかと思いますので詳細等は銃砲店へ問い合わせてみてください。

また、この時点で所持許可が取れても用途は標的射撃(クレー射撃等)のみです。

鉄砲を用いての狩猟を行う為には別途 、狩猟免許(散弾銃およびライフル銃は第1種、空気銃は第2種)が必要です


鉄砲には用途目的が所持許可証に記載され、記載以外の用途での使用は禁止です。(用途には標的射撃用・狩猟用・有害駆除用があります。例外として狩猟用と記載があれば標的射撃用途記載が無くても標的射撃用として鉄砲の使用ができます。)


そしてここが重要。


鉄砲は1丁1許可制
となってます。


これは自動車の普通免許と比較すると・・・普通自動車免許は自分の車や友人の車・レンタカー等、免許の規定条件に合えばどれでも運転できますが、鉄砲の場合、鉄砲1丁1丁にそれぞれ所持許可を申請し所持許可証に記載されていきます。つまり鉄砲の貸し借りはできません。(例外として技能検定や射撃教習を行う際、射撃場等備え付けの銃の貸借は除く)たとえ友人が所持許可を持っていてもダメです(不法所持・不法所持幇助で所持許可取り消しの対象になります) 。 鉄砲を追加所持する毎に所持許可申請を行い所持許可証に追加記載をすることになります。鉄砲毎に所持許可を受けるので、許可を受けた人専用・・・と言えばいいのでしょうか。

それから・・・散弾銃の次はライフル銃が欲しいなぁ〜と思っている方もいらっしゃるかと思います。

ライフル銃を取得するための条件として射撃用の場合は日本ライフル協会の推薦状、狩猟用の場合は猟銃の10年間の経験がそれぞれ必要となります。

また、狩猟用では大物猟(シカ・イノシシ猟)の経験がないと例え10年以上といえども所持許可に難色を示す地域(警察)もあるようです。射撃用の場合は推薦状を貰う都合上、協会主催の射撃大会等に参加しないと・・・かもしれません。

もしどちらの場合でも技能検定・射撃教習のどちらかを受けて合格すれば所持が可能になります。



 

 

 

 



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